[Woman Rental誕生秘話] ネーミングとコンセプトメイキング その1

ネーミングの難しさ

「Woman Rental(ウーマン・レンタル)」のネーミングにはかなり悩まされました。決定するまでに半年はかかったと思います。

このサービスは、例えば「おっさんレンタル」の女性版だと誰もが感じるでしょう。「おっさん」が「女性」に切り替わっただけのサービスと。

人が人を借りるサービスにはいろいろあります。レンタル彼女・彼氏、おっさんレンタル、タイムチケット、etc…。

ネーミングからそのサービスの意味が直感的にわかるようにするのはとても重要なので、「レンタル」というキーワードは必須と決めました。

◯◯レンタル、レンタル◯◯、順番で響きの気持ちよさも変わってきます。

最初は女性に限らず、老若男女問わずのサービスを検討し、「人間倉庫」と表現しましたが、何か暗いイメージがあるし何のサービスなのかわかりづらい…。

次の候補は、「おばさんレンタル」。ノハゲがおっさんレンタル活動をする中、30〜50代の女性の3人に1人は「おばさんレンタルないんですか?あったらやるのに…」という意見がありました。みな一様に「おばさんレンタル」って表現してました。

しかし、「おばさんレンタル」…。ん〜、おっさんレンタルの対義という意味ではわかりやすいのですが、響きがよくないし、そもそもおっさんとおばさんでは、単に「性別が違う同世代」という以上にその意味合いが決定的に違う。

おっさんとおばさんは違う

ズバリ、「おっさん」というキーワードは笑えるが、「おばさん」は笑えない。ということ。

おっさんレンタルは、イケてると勘違いしているいい歳したおっさんがパシリでもなんでも1時間1,000円でやるというコンセプト、おっさんレンタルサイトで自撮りしたであろうおっさんらのイケてない汚い写真が並ぶ不気味さ、シュールさ、かわいらしさ、そして何と言っても「おっさん」というキーワードそのものが面白いからウケるんです。実際のレンタル需要は思った以上に少ないですが、話題性では圧倒的な破壊力があるのです。レンタルするしないは別としても見てるだけで楽しい。

また、おっさんと呼ばれて嫌がるおっさんは少ないが、おばさんと呼ばれて嫌がるおばさんは結構多い…という既成概念・イメージが「おばさんレンタル」というキーワードの気持ち悪さを感じさせます。よって「おっさん」の対義である「おばさんレンタル」「レンタルおばさん」は、面白さよりも気持ち悪さが際立つので却下したのです。

一つ間違うと俗っぽい印象になる

商材が女性となると、登録Womanと利用者の両目線をデリケートに意識しないと危険であるとも思いました。「レンタル」というキーワードは借りるという意味でわかり安い反面、勘違いされやすいキーワードであるという側面もあります。勘違されたところから入ったらアウト。そこは慎重に検討しました。

「レンタルねぇさん」「レンタル姉さん」なんていいんじゃね? 

とも思いましたが、NPO法人がニートの社会復帰をサポートするという同名の異なるサービスを展開しているから誤認混同を招くのと、Webマーケティング的にもアウトなので却下。

「レンタルねぇちゃん」「ガールズレンタル」…いずれもチャラい。

「レンタル女子」とか、略して「女子レン」とか…ん〜、これは結構イケるんでは?と思いました。だた「女子」のもつ若いイメージがどうしても先行する。いや、待てよ、「女子」というイメージの中でおばさんが登録しているというある種のギミックがうまくワークするのでは?とも考えた。しかし、なぜだか「女子」は数名の女性からの評判が悪かったのです。

ん〜、ネーミングから発せられるイメージ作りは本当に難しい。

そこで、ある人に「横文字にすれば?」と。

そう、「Woman(ウーマン)」だ。

天下の日経が「日経ウーマン」なる書籍を出版している。そう、これだ!と。

ウーマンレンタル、レンタルウーマン、Womanレンタル、レンタルWoman…

デザイン性やWebマーケティング的に諸々熟考した結果、「Woman Rental」に決まったのです。

ふー💦

とにかくミニマリズムで

無難すぎて面白さがない!!って思いましたが、おっさんレンタルのような面白さを基本コンセプトとしていないこと、登録するWomanや利用者の目線いずれも気持ち悪さが出ていないということで…何となく腑に落ちたのです。

最初は極力「引き算」でいいのかなと。あれもこれもってウルさくコンセプトを盛り込むより、出来るだけ無色でスタートするべきだと。
Webサイトという箱が出来ても、その雰囲気を作り、彩っていくのは、登録するWomanたち。その内容でイメージは大きく変わります。登録するWomanの皆さんに気分良くレンタルを楽しんでいただくことが最重要課題。ひとりひとりWomanが登録されていく過程でいろいろ学習することもあるだろうし、見えてくるものがあると思っていて、まずはひとりずつ、少しずつこのサイトを彩っていき、「Woman Rental」を素晴らしいものにしていきたいと考えてます。

to be continued…